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政治

安全資産の需要急増 金に続きドル建て預金も急増

Write: 2025-02-18 12:05:18Update: 2025-02-18 15:07:29

安全資産の需要急増 金に続きドル建て預金も急増

Photo : YONHAP News

韓国では、純金預金の残高が連日、過去最高を更新しているなか、ドル建ての外貨預金の残高も大きく増加しています。
 
韓国の5大銀行の14日のドル建て預金の残高は、合わせて676億5207万ドルでした。去年の同じ月に比べて6.0%、先月に比べて6.5%増加していて、月末ベースでは2023年1月以降、最も高い数値です。
 
ウォンの対ドル相場が、2008年のグローバル金融危機以来の高水準となっているなか、ドルを売って利益を実現するよりはドルを買い増しし、投資をしている人が多いということを意味します。
 
一方、5大銀行のうち「KB国民」、「新韓(シナン)」、「ウリ」の3行のゴールドバンキングの残高は、合わせて9019億ウォンでした。
 
ゴールドバンキングは、預金口座を通じて金の売買ができる商品で、3行の残高が9000億ウォンを上回ったのは今回が初めてです。
 
とくに、KB国民銀行は12日、金の需要の急激な高まりでゴールドバーが品薄となったことを受け、一時販売を中止しました。
 
その後、17日、1キロのゴールドバーに限り販売を再開しましたが、需給の不安定を受け翌日、再び販売を中止しました。
 
金やドルなど、いわゆる安全資産の需要の高まりをめぐっては、アメリカ・トランプ政権の関税措置などによる不確実性の高まりが背景にあるとみられています。
 
ある銀行関係者は、「ゴールドバーの購入が難しくなったことで、代案としてゴールドバンキングやドル建て預金への投資を考える顧客が増えている模様だ」と語っています。

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