韓国が核武装する可能性が高いと予想する専門家が増えたことがわかりました。
アメリカのシンクタンク「アスランティック・カウンシル」は、去年11月末から12月初めにかけて、世界60か国の専門家357人を対象に実施したアンケート調査の結果を発表しました。
それによりますと、「今後10年以内に核兵器を保有する可能性が高い国」を尋ねる質問に対して、韓国と答えた人の割合は40.2%で、イランとサウジアラビアに次いで3位でした。
去年の調査では25.4%だったということで、全体の中で増加幅がもっとも大きかったということです。
また、「今後10年以内に核兵器を使用すると予想される国」を尋ねる質問に対して、北韓と答えた人の割合は24.2%に達し、ロシアに次いで2位でした。
こうした結果について、専門家らは、北韓の核とミサイル技術の発展や、ロシアと北韓の軍事同盟、国連の北韓に対する監視システムの弱体化などが影響したという分析をしています。