食品業者が製品価格を相次いで値上げし、加工食品の価格が1年前に比べて大きく上昇しました。原材料価格の上昇に加え、ウォン安が進み、インフレ圧力が高まっています。
統計庁によりますと、ことし1月の加工食品の物価指数は、前の年に比べて2.7%上昇し、消費者物価上昇率の2.2%を上回りました。
加工食品の物価指数は、去年の下半期まで2%以下の上昇にとどまり、安定的に推移していましたが、ことしに入って大幅な上昇となりました。
品目別には、スルメと味付け海苔が20%以上上昇したほか、キムチが17.5%、シリアルが14.7%、乳酸菌が13%、チョコレートは11.2%上昇しました。
小麦粉を原材料とする加工食品も一斉に上昇しました。
品目別には、ビスケットが7%、ケーキが3.3%、パンは3.2%上昇しました。
原材料価格と物流費の上昇などの影響で、食品業界が相次いで製品価格を値上げしているなか、ウォン安・ドル高も今後の加工食品の価格を引き上げる要因になる見通しです。