第75回ベルリン国際映画祭が現地時間の13日に開幕しました。
11日間開かれることしの映画祭には、韓国人監督の7作品が招待され、注目を集めています。
もっとも話題となっている作品は、ポン・ジュノ監督の新作映画「ミッキー17」で、審査される部門ではなく話題性のある作品が上映されるベルリナーレ・スペシャル部門の作品として、15日に上映されます。
映画「ミッキー17」は、アメリカの作家エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」を原作にしたSF作品で、氷の惑星で過酷な任務を繰り返す主人公ミッキーが、ある日、自身のコピーと出会うことで巻き起こる物語を描いていて、韓国国内では28日に封切られます。
ベルリン映画祭側は、この映画について、「映画『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督が、再び輝かしい映画経験をお届けする」と紹介しました。
また、ホン・サンス監督の33作目となる長編映画「その自然が君に何と言うか」が最高賞の金熊賞などを競うコンペティション部門に進出し、20日初めて上映されます。
30代の詩人が恋人の家を訪れ、そこで巻き起こる出来事を描いた作品です。
ホン監督は1997年にデビュー作の「豚が井戸に落ちた日」がフォーラム部門に招かれて以降、合わせて12作がベルリン映画祭で上映されました。
このほかに、韓国国内で16日に公開されるミン・ギュドン監督の「破果」が、特別上映部門に招待されるなど、ことしのベルリン映画祭には韓国人監督の7作品が招待され、上映されます。