韓国最大の桜の名所、南東部の鎮海(チネ)で行われる桜まつり「軍港祭(クナンジェ)」はことし、満開予想日に合わせて来月28日に開幕することになりました。
慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)市によりますと、第63回鎮海軍港祭は、来月28日午後7時に開幕式が行われ、4月6日までの10日間開かれるということです。
ことしの軍港祭は、異常気象により開花が早くなったり遅くなったりするのに対応できるよう、お花見だけでなく、地域の特色をも楽しめるよう豊富なコンテンツを用意するということです。
開幕の時期も、桜の開花予想日ではなく、満開予想日に合わせて調整しました。
去年は、予想外の花冷えの影響で、開幕初日に開花率がわずか15%となり、「桜のない桜祭り」という批判を浴びたためです。
また、昌原市は、家族連れの観光客が多いことから、客室115室を備えたクルーズ船を初めて運航するなど、滞在型コンテンツを大幅に増やします。
このクルーズ船は来月29日と30日に鎮海港を出発し、沖合や楮島(チョド)付近を巡るということです。
さらに、ことしは軍当局との協議を経て、これまで民間人の立ち入りが禁じられていた熊東(ウンドン)水源池も、57年ぶりに開放します。
熊東水源池には、推定樹齢70年ほどの桜の木500本があり、満開すれば圧巻の光景が楽しめるということです。