G7=主要7か国首脳会議に合わせて、韓国と日本、それにアメリカの3か国が、首脳会談を開く方向で調整していることがわかりました。
政府当局者が明らかにしたところによりますと、来月11日から3日間、イギリスで開かれるG7首脳会議に合わせて、韓日米3か国の首脳会談を開く方向で、日程を調整しているということです。
G7に韓国は含まれていませんが、今回の会議には招待されています。
3か国首脳会談が実現すれば、2017年9月以降、3年7か月ぶりの開催となるほか、アメリカのバイデン政権発足後、初めての開催となります。
先月、韓日米3か国の安全保障担当の高官による協議が行われ、今月は3か国の外相会談と情報機関トップによる会談が相次いで行われたことから、3か国の首脳レベルでの協議が必要という声が出ていました。
会談の開催は、対中国政策での協調や韓日米3か国の連携強化、それに韓日関係の仲立ちにも積極的なアメリカが主導する形で進められ、北韓の非核化に向けた協力や日本の原発処理水の海洋放出の問題などが集中的に議論されるとみられます。
アメリカのブリンケン国務長官は今月3日、イギリスで開かれたG7外相・開発相会議で、対北韓政策をめぐって韓国や日本を始め、同盟国と緊密に連携し、議論を続けていくと話しています。
韓国政府は、3か国の首脳会談について、対北韓政策の調整などを行う重要な機会になるとみています。
一方、G7首脳会議に合わせて、韓日首脳会談が実現するかにも関心が集まっています。