新型コロナウイルスの新規感染者数の減少に伴い、政府は20日から首都圏の博物館や美術館、図書館など、公共施設の公開を再開することになりました。
保健福祉部は19日、こうした内容を盛り込んだ「首都圏防疫強化措置の調整案」をまとめました。
ただ、狭い空間に多くの人が集まるのを防ぐため、入場客を制限するほか、QRコードを利用した利用者名簿の作成や入場客のマスクの着用が義務付けられるということです。
一方、感染の危険性の高い遊興施設やカラオケなど「高リスク施設」に指定された12の施設については、引き続き集合制限措置や防疫指針を順守することが義務付けられるということです。
また、首都圏で防疫強化措置の対象にはなっていたものの、高リスク施設に含まれていなかったネットカフェや300人未満の塾などに対して防疫指針の順守を義務付けるかについては、各地方自治体が判断することにしたということです。
一方、今回の調整案には野球やサッカーなど、プロスポーツの観客の入場を認める内容を含まれておらず、政府は今後の感染者数の推移などを踏まえて再び検討するとしています。