5月の失業率が4.5%を記録し、過去の同じ月と比較すると、統計を取り始めた1999年以降、もっとも高かったことが分かりました。
これは、新型コロナウイルスの感染拡大が続いた影響で、雇用市場が萎縮したことによるものとみられます。
統計庁が10日発表した5月の雇用動向によりますと、5月の就業者数は2693人で、去年の同じ時期に比べて39万2000人減ったということです。
これで、ことし3月(マイナス19万5000人)と4月(マイナス47万6000人)に続いて、3か月連続の減少となります。
一方、失業者数は、13万3000人増えて、127万8000人となりました。
失業率は0.5ポイント上昇した4.5%で、過去の同じ月と比較すると、統計を取り始めた1999年以降、もっとも高くなりました。
業種別には、卸売り・小売業が18万9000人減ってもっとも多く、次いで宿泊・飲食業で18万3000人が減ったことが分かりました。