統計庁の発表によりますと、先月の就業者数は新型コロナウイルスの影響で去年の同じ時期に比べて47万6000人減少しました。
これはアジア通貨危機に見舞われた1999年2月以降、21年2か月ぶりの大幅な減少となります。
外出自粛や社会的距離の確保など、新型コロナウイルス対策の影響で、宿泊・飲食業の就業者は21万2000人減り、教育サービス業が13万人、卸売・小売業が12万3000人減ったということです。
製造業は4万4000人、建設業も5万9000人減り、新型コロナウイルスの感染拡大が、産業全体にわたる就業者数の減少につながったものとみられます。