新型コロナウイルスの感染拡大の勢いが収まったことを受けて、防疫当局が「社会的距離」の確保を緩和して初めて迎えた先週末、全国の寺や聖堂、教会では、宗教行事が再開されました。
ソウル中心部にある曹渓(チョゲ)寺では26日、2か月ぶりに日曜法会が開かれました。
信徒らは、体温の計測や手の消毒を行い、名前と連絡先などを記入したあと、1メートル間隔で座って法会に参加しました。
大韓仏教・曹渓宗は防疫のため、釈迦誕生日(旧暦4月8日)の4月30日に予定していた祝いの法要を1か月延期し、その代わりに新型コロナウイルス克服のための祈祷会を開くとしています。
ソウル明洞聖堂は今月23日からミサを再開していますが、26日にはミサの1時間前から信徒が体温計測を受けたあと、整理番号順に聖堂に入り、聖歌の合唱は省略してミサが行われました。
大型のプロテスタント教会も26日、2か月ぶりに会場に集まって行う日曜礼拝を再開しました。
信徒は、登録証の確認後、会場に入ることができ、マスクを着用し間隔を空けて座って礼拝を行っていました。