総選挙の期日前投票が10日と11日の2日間にわたって行われましたが、投票率が26.69%と、2017年の大統領選挙を0.63ポイント上回り、これまででもっとも高くなりました。
投票率を地域別に見ますと、全羅道(チョンラド)、光州(クァンジュ)などが高かったのに対して、大邱(テグ)がもっとも低く、釜山、京畿道(キョンギド)、仁川(インチョン)も平均を下回りました。
与党「共に民主党」の地盤とされる全羅道での期日前投票率が高かったことから、「共に民主党」に有利に働くとみられます。
しかし、これに危機感を覚えた保守層が結集する場合、投票日に覆される可能性もあります。
実際に2017年の大統領選挙では、大邱(テグ)の期日前投票率は全国でもっとも低くなっていましたが、投票日に投票が集中し、期日前投票を含む投票率は全国でもっとも高くなりました。
もっとも影響を及ぼしそうなのは、有権者数が比較的に多い京畿道と仁川で、まだ投票先を決めていない人が多く、今後、情勢が変わる可能性があります。
通常、期日前投票率が高い場合、全体の投票率も高かったことから、今回の総選挙も全体の投票率が高くなると期待されます。