新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国の中学・高校は9日、中学3年生と高校3年生からオンラインで新学期を開始しました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、教育部は全国の幼稚園と小中学校、高校の春休みを延長し、今月初めからは遠隔授業のための準備を整えてきました。
9日、全国の中学3年生と高校3年生からオンラインでの新学期が始まり、中高の1・2年生と小学校4・5・6年生は1週間後の16日、低学年は20日に新学期が始まります。
遠隔授業は、教師と学生がオンラインで顔を合わせながらコミュニケーションをとる「リアルタイム双方向型」、教育放送「EBS」や教師が準備した動画授業を視聴する「コンテンツ活用型」、あらかじめ準備された課題を解く「課題遂行型」の大きく3つに分かれています。
生徒たちは自宅でパソコンやタブレット端末などを使って授業に参加することになるため、政府は遠隔授業の環境が整っていない生徒たちおよそ22万3000人のうち、中学3年生と高校3年生に対して機器を貸し出しました。
一方、幼稚園は園児を対象とする遠隔授業は難しいということから、休業を無期限延長することにしました。
政府は、新型コロナウイルスの拡散が収まったと判断される場合は、早ければ4月末から5月初めにも遠隔授業と登校授業を徐々に並行させる方針だということです。