先月の15歳以上の就業率が60%と、これまでもっとも高かったことがわかりました。
統計庁が11日にまとめた「2020年2月の雇用動向」によりますと、先月の就業者数は前の年の同じ月に比べて49万2000人増えて2683万8000人だったということです。
増加幅は3か月連続で40万人を上回りました。
また、15歳以上の就業率は60%で、2月の就業率では、統計をとり始めた1982年7月以来もっとも高くなりました。
OECD=経済協力開発機構の基準をもとにした15歳から64歳までの雇用率も66.3%で、2月を基準にした比較では、統計をとり始めた1989年以来、もっとも高い数値となりました。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、宿泊や飲食店業は就業者数の増加幅が大きく鈍化したのに対して、宅配など運輸、倉庫業、保健および社会福祉サービス業は伸びが目立ち、産業別で明暗が分かれました。