政府は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、景気対策と防疫体制の強化に向け、11兆7000億ウォン規模の補正予算案を編成しました。
文政権発足後、補正予算案が編成されたのは4回目で、感染症対策としては、これまでで最も大きい規模です。
今回の補正予算の内訳は、新型コロナウイルスの防疫体制の強化に2兆3000億ウォン、中小企業と零細事業者の支援に2兆4000億ウォン、民生・雇用の安定に3兆ウォン、地域経済の回復に8000億ウォンとなっています。
特に、新型コロナウイルスの感染が集中している大邱市と慶尚北道には、医療インフラの構築と雇用安定対策などに6000億ウォンが投じられます。
政府は、補正予算案が国会で成立すれば、2か月以内にその75%を執行するとしていますが、補正予算のほとんどが赤字国債の発行で調達されるだけに、財政の健全性を損なわないよう努力するとしています。
新型コロナウイルスの対策に向けた政府と公共部門による資金支援は、今回の補正予算案で31兆ウォンを超えることになります。