アメリカに住む韓国系アメリカ人が北韓にいる家族と再会できるように支援する法案が、アメリカ下院外交委員会で通過しました。
韓国系アメリカ人らによる団体によりますと、現地時間の30日、離散家族の再会を支援するための法案が、アメリカ下院外交委員会の審査を通過しました。
ことし3月に民主党のグレイス・メン議員が発議したこの法案には、これまで20回以上に渡り行われた南北離散家族再会事業への韓国系アメリカ人の参加が難しかった状況や、韓国系アメリカ人も韓国側の離散家族と同じように、北韓の家族と再会し連絡をとることができないまま、高齢化によって死亡する悲しい現実があることなどが記述されているということです。
これまで、アメリカの議会で韓国系アメリカ人の北韓にいる家族との再会をめぐる問題が決議案などの形で取り扱われたことはありましたが、法案として議論が進められるのは今回が初めてで、今後の審議の行方に注目が集まっています。