文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、NH農協銀行本店を訪れ、素材・部品・装備分野の韓国企業に投資する株式型ファンドの「必勝コリア」ファンドに加入しました。
文大統領は「素材・部品・装備産業の競争力を高めることは、非常に重要だ」と強調し、このファンドに5000万ウォン(440万円)を投資しました。
日本による輸出管理の強化に対抗して、技術の国産化に努める「自強克日(自らを強くして日本に打ち勝つ)」の姿勢をアピールしたものとみられます。
しかし、これについて、文大統領が強調してきた「外交的解決策」とはかけ離れたものだという懸念の声も出ています。
専門家らは、「韓国が1960年代以降、安全保障や経済面で韓日米の連携にもとづいて、目覚しい経済成長を成し遂げてきた」とし、未来志向の韓日関係の重要性を強調しています。
このファンドは今月14日に販売が開始され、これまでの加入総額はおよそ310億ウォンに達しています。