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中止に抗議声明 少女像展示の「表現の不自由展・その後」

Write: 2019-08-07 11:10:54

Thumbnail : YONHAP News

旧日本軍慰安婦を象徴する「平和の少女像」などが展示されていた、名古屋の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止されたことに対して、作品を出していた韓国人作家ら72人が6日、政治介入に抗議する声明を発表しました。
作家らは、この声明で、「一部の政治家による、展示や上映、公演への暴力的な介入、閉鎖へと追い込んでいくような脅迫、どう喝に、私たちは強く反対し抗議する」と述べています。
そして、「人びとに開かれた公共の場であるはずの展覧会が閉鎖されたことは、それらの作品を見る機会を人びとから奪い、活発な議論を閉ざすことである。作品を前に抱く怒りや悲しみの感情を含めて多様な受け取られ方が失われてしまう」と指摘しました。
また「私たちが参加する展覧会への政治介入と脅迫が行われたことに深い憂慮の念を感じる。ガソリン携行缶を持っていくなどのテロ脅迫には強く抗議する」と述べています。
そして観客の心身の安全が確保されることは絶対条件であり、そのうえで「表現の不自由展・その後」は継続されるべきであるとしています。
この声明には、韓国人作家のパク・チャンギョン、イム・ミンウクや、西欧の現代美術の巨匠、タニア・ブルゲラ、ドラ・ガルシア、日本の現代美術の小泉明郎や津田道子らが名を連ねています。

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