韓国では、全体の企業に占める大企業の輸出額の割合が去年67%と、大企業への偏りが年々深刻になっていることがわかりました。
統計庁が8日、発表したところによりますと、企業全体の去年の輸出額は6024億ドルで、このうち大企業の輸出額は、全体の67%にあたる4038億ドルだったということです。
おととしの66.4%からさらに上昇しました。
なかでも、時価総額上位10社の輸出額は、おととしより10.4%増え、全体に占める割合は38%となっていました。
これに対して、全体の企業数の99%を占める中堅企業や中小企業の輸出額は、中堅企業が970億ドル、中小企業が1016億ドルで、企業全体の輸出額の33%にとどまりました。
産業別の偏りも依然として深刻で、半導体や石油化学などの鉱・製造業が全体の輸出の84.1%を占めたのに対して、卸売・小売業やその他の産業は15.9%にとどまりました。
地域別には、東南アジアへの輸出が27.6%で、おととし、中国を上回って以降2年連続の1位となりました。
2位は26.8%の中国、3位は12%のアメリカでした。