肥満による社会的コストがここ3年間で1.6倍に増え、年間11兆ウォン、およそ1兆1000億円に上ることが分かりました。
国民健康保険公団が10日に発表したまとめによりますと、直接医療費、早期死亡、生産性低下など、直接的または間接的費用を合わせると、2016年の時点で肥満による社会的コストは年間11兆4600億ウォンで、GDPの0.7%を占めました。
3年前に比べると1.6に増えました。
内訳を見ますと、医療費が51%で最も多くを占め、生産性低下による損失額33%、早期死亡による損失額10%の順でした。
男女別の社会的コストを見ますと、男性が女性より1.3倍多く、年齢別では50代が27%で最も多くを占めました。
中でも30~50代の損失額が全体の53%を占め、肥満が生産可能人口の生産性低下に大きな影響を及ぼしていることが分かりました。
肥満が原因となった疾病による損失額は、糖尿病が22%で最も多く、高血圧、心臓疾患の順でした。