BBC、NHKなど、世界の公共放送の当面の懸案について討議する世界公共放送総会が24日、ソウルで始まりました。
世界各国の公共放送の定例フォーラムである世界公共放送総会は、公共放送が直面している現実と未来に対する問題点について討議する場で、1990年にカナダのトロントで結成されました。
今年は韓国のKBSが主幹となり、「プラットフォームの大転換、公共放送の未来戦略」というテーマで開催されます。
世界公共放送総会のソウル開催は2007年以来11年ぶりです。
総会には、KBSのヤン・スンドン社長、BBCのトニー・ホール社長、NHKの上田 良一会長など、各国の公共放送のトップが出席するほか、欧州放送連合やアメリカ公共放送サービスの代表ら合わせて200人余りが参加、急変するメディア環境と公共放送の未来戦略について討議します。
今年の総会では、南北首脳会談を契機に韓半島情勢に対する関心が高まっていることを受けて、「韓半島の平和プロセス、国際紛争地域での公共放送の役割」というセッションが新たに設けられて討議を進めるほか、「プラットフォームとメディアのビッグバン」、「テレビの未来、視聴者のためのUHD」などのセッションでも討議が進められます。