アメリカのFRB=連邦準備制度理事会は、韓国時間の27日午前、ことし3回目となる金利の引き上げを発表し、政策金利を0.25ポイント引き上げて年2.0%から2.25%までにすることになりました。
これによってアメリカの政策金利は、現在1.5%になっている韓国の政策金利を最大で0.75ポイント上回ることになりました。
これについて韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は27日、記者に対して、「FRBの金利引き上げは市場ですでに織り込み済みで、韓国の金融市場に及ぼす影響は大きくない」という見方を示しました。
李総裁は、韓米間の金利の差がさらに広がったことで、韓国も利上げに踏み切るのではないかという質問に対しては、「マクロ経済の状況を踏まえると、通貨政策の緩和を縮小する必要はある。次の金融通貨委員会まであと3週間あるため、これから発表される経済指標や米中間の貿易摩擦などを見極めながら、判断することになる」と語りました。