EU=ヨーロッパ連合は、アメリカによる鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税導入を受けてEUの鉄鋼輸入が急増することを防ぐためのセーフガード、緊急輸入制限措置を19日に発動します。
18日にEU官報で明らかにしたもので、23の鉄鋼製品について、過去3年間の輸入実績を元に割当枠を設け、それを超えると25%の関税を課すとしています。
暫定措置は最大200日間有効で、EUは関係国などからの意見や輸入量の推移を踏まえ、遅くとも2019年初めまでにセーフガードの正式発動の是非を決定するとみられています。
今回の措置により韓国をはじめ、中国、インド、ロシア、トルコ、ウクライナなどが打撃を受けると予想されています。
23品目の韓国からEUへの輸出規模は330万2000トンで、金額は29億ドルに上っています。