中国江蘇省の蘇州で開かれていた韓日中3カ国の環境相会合は24日、海洋ごみ問題や大気汚染物質について3カ国が連携して取り組むことで合意し、閉幕しました。
会合では、環境分野における経験を共有し、実践的な協力を深化させることによって、北東アジア地域で持続可能な開発を促進してくことにしたほか、脱炭素化と持続可能な開発に向けた都市に関する共同研究について、ことし中に共同研究を開始することに合意しました。
関心が寄せられた微小粒子状物質などの大気汚染物質問題については、3カ国が改善に向けて連携を進めていくことで合意しましたが、中国側が大気汚染物質の移動経路に関する研究結果の発表に反対し、実現しませんでした。
中国の李幹傑(リ・ガンジエ)環境相は記者会見で、中国政府は大気汚染物質を減らすための取組みを続けていくとしたうえで、北東アジア長距離越境大気汚染プロジェクトの専門家がまとめた研究結果を来年の3カ国環境相会合開催以前に公表するとしました。