南北のスポーツ当局者らによる南北体育会談が18日に行われ、韓国と北韓は、来月平壌で、9月にはソウルで、南北によるバスケットボール大会を開くことで合意するなど、南北間のスポーツ交流を進めていくことにしました。
会談は、軍事境界線にある板門店の韓国側施設「平和の家」で18日午前10時からおよそ8時間にわたって行われ、韓国側からオリンピック委員会に当たる大韓体育会の全忠烈(チョン・チュンリョル)事務総長が、北韓側からは元吉宇(ウォン・ギル)体育省次官がそれぞれ首席代表として出席しました。
会談終了後、南北が発表した共同報道文によりますと、南北は、来月平壌で、9月にはソウルで、南北によるバスケットボール大会を開くことで合意したということです。
北韓の金正恩国務委員長はバスケットボールの愛好家として知られていて、先の南北首脳会談では既存のサッカー大会ではなく、バスケットボールの交流から始めようと提案していました。
また、報道文では、ことし8月にインドネシアで開幕するアジア大会の開会式と閉会式で、南北が韓半島が描かれた統一旗を掲げ、一緒に入場行進するほか、一部の競技で合同チームを結成することなどで合意したということです。
アジア大会に共同で参加するのは、4月27日の「板門店宣言」で合意したもので、歴代の国際大会では11回目の共同入場となります。