文在寅(ムン・ジェイン)大統領は17日、金融監督院長の金起式(キム・ギシク)氏が提出した辞表を受理しました。
金氏は、前日に中央選挙管理委員会から、国会議員時代に自らが所属する団体に政治資金を寄付したことが公職選挙法違反にあたると判断され、文大統領に辞表を提出していました。
文大統領は12日、金氏の政治資金の寄付が違法であるかどうかの判断を中央選挙管理委員会にゆだね、違法と判断されれば、金氏を辞任させると述べています。
金氏が任命からわずか17日目で辞任したことで、大統領府青瓦台の検証が不十分だったと批判する声が出ています。
野党は、人事検証を担当する青瓦台民情主席秘書官の更迭と文大統領の謝罪を求めていて、補正予算や憲法改正の審議が行われることになっている4月の臨時国会のさらなる空転が心配されています。