親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して大企業から多額の賄賂を受け取った収賄罪などに問われ、一審で懲役24年と罰金180億ウォンを言い渡された朴槿恵(パク・クネ)前大統領(66)は16日、控訴を見送る文書をソウル中央地方裁判所に提出しました。
国選弁護人団にも控訴放棄の意思を表明したということです。
一審に続き、二審の裁判もボイコットする意向を示したものとみられます。
朴前大統領は、去年10月16日に裁判所が勾留期限をさらに6か月延長したことについて「政治的な報復」と主張し、裁判をボイコットしてきました。
ソウル中央地方検察庁は先に、一審判決を不服として控訴しており、ソウル高等裁判所での二審は、地検側の控訴内容を中心に審理が行われることになります。