韓国産業通商資源部は26日、アメリカとの自由貿易協定見直しについて大枠で合意したと発表しました。
それによりますと、アメリカ側は韓国製自動車の一部車種について輸入関税撤廃を先送りすることし、韓国側はアメリカ国内の自動車安全基準を部分的に認めるほか、アメリカ製自動車の温室ガスなどの環境基準適用について柔軟に対処することにしました。
アメリカは農産物市場の開放や韓国製自動車にアメリカ製自動車部品を使用することなどを求めていましたが、韓国側は応じませんでした。
一方、アメリカの通商拡大法232条に基づく鉄鋼輸入制限については、韓国を適用除外とすることでも正式に合意しました。
ただ、韓国産鉄鋼の対米輸出について、2015~17年の平均輸出量の70%を上限とすることにしました。
アメリカに対する鉄鋼輸出は全体の11%程度で、上限が設定されても大きな影響はないとみられます。