韓国では去年、婚姻率がこれまでで最も低かったことがわかりました。
統計庁が今月21日に発表した「2017年の婚姻・離婚統計」によりますと、去年の婚姻件数は、前の年に比べて6.1%減少して、26万4500件だったということです。
これは、1974年以降、およそ40年ぶりの最低水準です。
また、人口1000人あたりの婚姻件数も5.2件で、1970年に統計を取り始めて以来最も低くなりました。
平均初婚年齢は、男性が32.9歳、女性が30.2歳で、前の年に比べてそれぞれ0.2歳、0.1歳遅くなりました。
統計庁は、今回の結果について、結婚の適齢期といわれる30代初めの結婚が激減したことを特徴としてあげました。
原因としては、男女ともに学歴があがって結婚の条件があわない「ミスマッチ」現象が生じていることや、恋愛、結婚、出産をあきらめる世代(3放棄世代)が増えていることなどが挙げられています。
一方、去年の離婚件数は10万6000件で、前の年に比べて1.2%減少しました。