アメリカの自動車大手「ゼネラル・モーターズ(GM)」が群山市にある韓国ゼネラル・モーターズの工場閉鎖を決めました。
韓国ゼネラル・モーターズが13日、発表したところによりますと、ことし5月末までに群山工場での車の生産を中止し、工場を閉鎖するということです。
閉鎖の理由について、群山工場は、この3年間稼働率がおよそ20%に過ぎず、経営難を克服するための初めての自助努力として、閉鎖を決めたと説明しています。
群山工場の従業員数は、1900人あまりです。
韓国ゼネラルモーターズは、完成車の販売台数が、2012年に65万台以上だったものが、去年39万台に急激に減るなど、経営難に陥っていました。
このため、産業銀行の資本参加など資金支援や政府の税制支援などを求めてきました。
これに対して、政府は、まずは自助努力が必要だという姿勢を示していました。
工場閉鎖の決定を受けて、政府は13日、関係部処の次官会議を開き、地域経済に及ぼす悪影響を最小限に抑えるための政府としての対策を議論しました。