韓国の去年の経済成長率が3.1%となり、3年ぶりに3%台を回復しました。
韓国銀行が25日、発表したところによりますと、去年のGDPは前の年に比べて3.1%増えました。
IMF＝国際通貨基金の見通しの3.2%は下回りましたが、2014年に3.3%となって以来、3年ぶりの3%台回復です。
これは、民間消費が緩やかに回復しているなか、建設投資や設備投資が大きく増加したためとみられます。
また、世界の景気改善に支えられ、半導体を中心に輸出が大きく伸びたことも背景にあるとみられます。
一方、10月初めに韓国の旧盆「秋夕（チュソク）」の連休が続いたことで、去年10月から12月期のGDPは、前の四半期に比べて0.2%減少し2008年の金融危機以来のマイナス成長となりました。
これについて韓国銀行の関係者は、「前の四半期の急激な成長によるベース効果や過去最長の連休による操業日数の減少などで、10月から12月期はマイナス成長になったものの、景気は堅調に上向いている」と話しています。