自殺を減らすための総合対策が23日、まとめられました。
韓国では、自殺による死亡者数が、2016年時点で1万3000人あまりで、自殺率は、人口10万人当たり25.6人となっています。
これは、OECD=経済協力開発機構の加盟国平均である12.1人より2倍以上多く、13年連続で、OECD加盟国中、最も高くなっています。
政府の総合対策によりますと、まず、この5年間で自殺した人およそ7万人について全数調査を行い、自殺した場所や動機などの情報を収集するとしています。
収集された情報をもとに、国の自殺監視体制を整備し、自殺の予防と迅速な対応に取り組むほか、国による健康診断でうつ病の診断を拡大し、自殺を試みた人に対する事後管理や支援も強化するとしています。
政府は、こうした総合対策により、自殺率を、今の人口10万人当たり25.6人から、2022年までには17人にまで下げることを目指すとしています。