第2野党「国民の党」の安哲秀（アンチョルス）代表と、第3野党「正しい政党」の劉承旼（ユ・スンミン）代表は18日、両党の統合を公式に宣言しました。
両代表は18日午前、国会で記者会見し、「国民の党と正しい政党は力を合わせて、より良い世界、希望の未来を切り開いていく仮称、統合改革新党を立ち上げる。私たち2人は両党の代表として、どんな困難をも克服し、統合改革新党の成功に向けて努力することを決意した」と述べました。
両代表は、「健全な改革保守と合理的な中道」を掲げて政治革新を強調し、「国政の課題について、原則と代案を先に提示していく。文在寅（ムン・ジェイン）大統領と政府・与党に対して、国の利益と国民の幸せだけを基準にして協力すべきことは快く協力し、牽制すべきことは最後まで牽制し、代案を示す強力で健全な政党になる」としています。
統合に向けた共同宣言は、「国民の党」内部の統合反対派による反発や「正しい政党」に所属する議員の離党などによって、統合に向けた推進力が弱まっていることから、統合に向けた勢いを回復する狙いがあるものとみられています。
両党は、統合共同宣言をきっかけに、統合に向けて拍車をかけていく見通しです。
現在の議席数は、国民の党が40、正しい政党が11で、新しい政党に全員が移籍するとしても55議席となり、議員数では3番目、野党としては2番目となります。