仁川（インチョン）国際空港の第2旅客ターミナルが18日、開業しました。
第2ターミナルは、18日午前4時20分、フィリピンのマニラを出発した大韓航空KE624便の到着を手始めに本格的な運用に入りました。
第2ターミナルは、チェックイン・セキュリティチェック・税関検査・検疫・搭乗などの手続きが、第1ターミナルとは別々に行われる、独立したターミナルで、航空連合のスカイチームに所属する大韓航空、デルタ航空、エールフランス、KLMオランダ航空の4社が専用で使用します。
仁川空港は、新しいターミナルがオープンしたことで、利用できる旅客数が年間およそ6000万人から7200万人に増え、貨物の取扱量も年間500万トンとなりました。
第2ターミナルは、航空需要の増加に対応するため、2013年9月に建設工事にとりかかり、4兆9000億ウォンをかけて去年9月に完成しています。建物は地下2階、地上5階、37の搭乗ブリッジがあり、乗り継ぎ用のホテルもあります。
この第2ターミナルは南向きで、間に2008年に開業した搭乗棟をはさんで、北を向いている従来の第１ターミナルと向き合う形となっており、これら搭乗のための3つの建物は地下の無人新交通システムで結ばれています。
そして道路は、第1ターミナルとは別に北側から入るようになっていて2600台分の駐車場が設けられています。
また空港鉄道も、第1ターミナルから西側の地下を迂回する経路で第2ターミナルまで延伸され、先週末13日から営業を始めています。