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韓米首脳会談 「北韓の核問題に断固として対応」

Write: 2017-11-07 19:15:11

文在寅(ムン・ジェイン)大統領とアメリカのトランプ大統領が7日午後、首脳会談後、共同記者会見を行い、北韓の核やミサイルの脅威に対して、韓米が断固として対応していかなければならないという原則を再確認したと明らかにしました。
韓米両首脳は午後3時40分ごろからおよそ1時間にわたって、単独会談と拡大会談を行ったあと、共同記者会見に臨みました。
会見で、文大統領は、韓半島の安全保障問題について、「アメリカの戦略資産の韓半島周辺への循環配備を拡大、強化することにした。韓国独自の防衛力増強のための協力を、これまでにないレベルで進めることにした」と述べました。
また、韓国が開発・配備可能なミサイルの弾頭重量に関する制限を完全に廃止することで最終的に合意したと明らかにしました。
さらに、「トランプ大統領の今回の韓国訪問が、北韓の核問題解決のきっかけになることを望む」と述べました。
韓米FTAの交渉については、協議を速やかに進めていくことで一致したと明らかにしました。
続いて、トランプ大統領は、「韓国は、単に古くからの同盟国にとどまらず、それに以上の関係だ」として韓米同盟を強調したうえで、「北韓の脅威に対して世界規模の措置が必要だ」として、中国やロシアを含む責任あるすべての国々に、北韓が核やミサイルの開発をやめるよう求めることを促しました。
また、北韓とのすべての貿易を中断することも求めました。
さらに、北韓への軍事的な選択肢については、「すべての使用可能な道具を使う準備ができている」としながらも、「これは、必要なときに、そうするという意味だ」と、誤解を招かないよう補足しました。
記者会見のあとには、国内外の記者との質疑応答が進められました。
トランプ大統領は、「北韓の脅威が解決可能だと話したが、成功したと考えているか。北韓との直接対話に出られるか」という質問に対して、「まだ成功したかどうか話すのは難しい。北韓が、対抗できないほど強力なわれわれの力を見たと考えている。これまで例を見ないほどの航空母艦や原子力潜水艦など、強力な戦力が、韓半島周辺に配備されている」と答えました。
一方、韓国の戦略資産獲得について、トランプ大統領は、「文大統領は数十億ドルにのぼる戦略資産を獲得すると話した」と述べました。
また、北韓とアメリカの対立が続くなかで、韓国が素通りされる「コリア・パッシング」が韓国国民の間で懸念されていることについて、「韓国は非常に重要な国だ。韓国を迂回することはない」と強調しました。

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