ことし7月から9月期の韓国の経済成長率が1.4%と、予想を上回り、ことしの成長率は、政府が目標としている3%を上回りそうです。
韓国銀行が26日、発表した報告書「実質GDP=国内総生産の速報値」によりますと、ことし7月から9月期のGDPは、前の四半期に比べて1.4%増加して、392兆672億ウォンだったということです。
増加率1.4%は、2010年4月から6月期以来、もっとも高いものです。
民間の経済研究所では、ことし7月から9月期の成長率は、1%を下回るとする見通しを示していました。
ことし7月から9月期の成長率が予想を上回ったことから、ことしの成長率は、韓国銀行が先週、発表した見通しで、政府が目標としている3%を上回ることが確実となりました。
項目別に見ますと、輸出が6.1%増と、2011年1月から3月期以来もっとも高くなり、成長を牽引しました。輸入は、4.5%増えました。
政府の支出は、健康保険給与の支出が増えたことや、補正予算の執行、雇用創出事業などの影響で2.3%増加し、2012年以来もっとも高くなりました。
建設投資は、1.5%増、設備投資は、0.5%増でした。
民間消費は、0.7%の増加にとどまりました。
実質GDI=国内総所得は、1.6%増えて409兆8360億ウォンでした。