来月初めに韓国を訪れる予定のトランプ大統領が、訪問期間中、韓国国会での演説を考えているもようです。
国会関係者が16日、明らかにしたところによりますと、「先週、アメリカ側が、トランプ大統領が韓国を訪れた際に、国会で演説することが可能か打診してきた。丁世均(チョン・セギュン)国会議長には報告済みだ」ということです。
丁議長は、列国議会同盟(IPU)総会に出席するため、ロシアを訪れていて、帰国次第、与野党の院内代表との協議を経て、演説の可否を決めるということです。
トランプ大統領は、韓国国会での演説で、北韓に対して、核やミサイル開発の全面的な放棄を促す一方、韓国と日本に核の傘を提供することを再確認し、北韓問題の解決に向けて軍事的な選択肢をはじめあらゆる手段を動員する意志があることを明らかにするとされます。
一方、朝日新聞が16日、匿名の韓米関係筋の話として報じたところによりますと、トランプ大統領は韓国訪問期間中、北韓との間にあるDMZ=非武装地帯への視察を見送る方向に日程を検討しているということです。