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サード配備完了 反対住民らと小競り合いも

Write: 2017-09-07 11:48:49

アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の残りの発射台4基が7日朝、慶尚北道(キョンサンブクド)星州(ソンジュ)郡の配備地に運び込まれ、事実上、すべての配備が完了しました。
7日午前8時前からサードを配備するための車両や装備が星州郡に到着し、8時半ごろには発射台4基などが運ばれました。
星州にはことし4月にすでに発射台2基が配備されており、サードの1個砲隊となる6基が揃いました。
ただ、国防部は、今回は「臨時」の措置で、仮設の金属板上に設置するとしていて、恒久的な配備については、対象を拡大した一般環境アセスメントの実施後に判断するとしました。
一方、サードの配備に反対する地元住民や市民団体ら400人あまりは、配備地への侵入道路で6日夜から夜通し、抗議デモを行い、配備を阻止しましたが、7日午前6時ごろ、警察官8000人あまりが出て解散させられました。
この過程で、警察とデモ隊との間で小競り合いがあり、双方で25人ほどのけが人が出ました。
サードの配備が事実上、完了しましたが、住民らは抗議デモを続けるとしていて、今後も対立は続きそうです。
国民の間で環境面での影響を懸念する声が上がり、残り4基の追加配備が中断されていましたが、国防部は今月4日、北韓が3日に行った核実験への対抗措置として、サードの残りの発射台の臨時配備を近いうちに実施すると明らかにしていました。

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