韓国の第2野党「国民の党」は27日、全党大会を開き、新しい代表に大統領選候補だった安哲秀(アン・チョルス)氏を選出しました。
安哲秀氏は2万9095票を獲得、得票率51.09%と過半数を超え、2位の鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員など他の候補を大きく引き離して選出されました。
安哲秀氏は5月の大統領選で「国民の党」の公認候補として立候補しましたが、得票率3位で落選、その後、朴智元(パク・ジウォン)代表が辞任し、代表不在の状態が続いていました。
安哲秀氏は演説で、「政府の独善と傲慢さをけん制することこそ国民から与えられた野党の第一の課題であり、国民の党は有能な党になる」と述べ、野党として政府をけん制していく姿勢を明らかにしました。
「国民の党」は国会でキャスチングボートを握っていますが、文在寅大統領の息子に関する証言でっち上げで元党幹部らが起訴されるなどしていて、信頼の回復が課題となっています。