韓国産の卵から基準値を超える殺虫剤の成分が検出された問題で、 これまでに全国5つの産卵鶏農場から殺虫剤の成分が検出されたことがわかりました。
農林畜産食品部は、16日までに全国の243の産卵鶏農場を対象に全数調査を進めた結果、既に殺虫剤が検出されていた2つの農場に加えて、北東部江原(カンウォン)道鉄原(チョルウォン)など3つの農場で猛毒性の殺虫剤成分が検出されたということです。
政府は、この5つの農場で生産された卵の販売を中止する措置を取りました。調査は17日までに終えるとしています。
全国の大型スーパーマーケットなどでは、消費者の間で不安が広がっていることを受けて、15日から卵の販売を中止していますが、16日に調査した結果、問題がないとされた卵は16日にも販売を再開し、全数調査が終わる翌日の18日からは、流通が100%正常に戻るものとみられています。
政府は、卵から殺虫剤が検出された原因について、「鶏につくダニをなくすための殺虫剤使用」をあげていますが、去年の検査では殺虫剤が検出されなかったということです。