韓国で2番目のネット銀行「カカオバンク」が27日午前7時から営業を始めました。
カカオバンクは、「カカオトーク」などの無料通話・メッセンジャーアプリケーションを運用するカカオが手がけるネット銀行で、利用者がおよそ4200万人に上るカカオトークを活用したサービスを提供します。
営業開始から3時間で、開設された口座は、35,000件にのぼり、ネットバンク第1号の「Kバンク」スタート初日の開設数をすでに上回っています。
カカオバンクは、アプリケーションをダウンロードし、本人確認を行えばすぐに口座を開設できます。
本人確認のためには、本人の携帯電話、身分証明書、本人名義のほかの銀行口座が必要です。
カカオバンクは、1年満期の積立や定期預金の場合、金利が年2%ほどで、急にお金が必要になった場合、積立や定期預金を解約せずに、必要な金額を引き出すことも可能だと説明しています。
またカカオトークの住所録に登録されている相手に、簡単に送金できる「簡単送金決済」など、カカオトークと連携したサービスも実施します。
カカオバンクはこうしたサービスを通じて、多様な年齢層の顧客基盤をつくるとしています。
安い手数料と利便性を売りに、市場に攻勢をかけるとしているカカオバンクと第1号の「Kバンク」が金融業界の構図を変えるか注目が集まっています。