アメリカ・ニュージャージー州に20日、旧日本軍慰安婦被害者をしのぶ石碑が建立されました。
慰安婦の石碑が建てられたのは、ニュージャージー州北部のバーゲンカウンティーのクリフサイドパーク周辺の聖堂前の庭園で、大理石の板で作られた石碑には、慰安婦という文字の下に、両手で顔を隠してしゃがみこんでいる慰安婦の姿が描かれています。
除幕式には、韓国戦争に参加した兵士など100人あまりの地元住民が出席しました。
慰安婦の碑は、2010年にニュージャージー州・パリセイズパーク市に建てられて以降、ニュージャージー州では4つ目、アメリカ全土では8つ目です。
アメリカでは、悲劇的な歴史が繰り返されてはならないというメッセージや人権問題の重要性を伝えるため、在米韓国人とアメリカの地方自治体、地方議会が協力して慰安婦の石碑の建立を続けています。