アメリカ議会で経済を担当する主要議員が18日、USTR=アメリカ通商代表部に、アメリカ政府が韓米FTA=自由貿易協定の再交渉を行う際に議会と緊密に協力するよう求める書簡を送りました。
書簡を送ったのは、アメリカ議会上院財政委員会のオリン・ハッチ委員長や下院歳入委員会のケビン・ブレイディ委員長など、アメリカ議会で通商や経済を担当する議員4人です。
書簡では、韓米FTAの再交渉に当たり、議会と緊密に協議するよう求めています。特に、韓国との交渉のテーブルに座る前に、議会と協議しなければならないと強調し、いかなる場合でも、アメリカの実定法と古くからの慣行を尊重しなければならないとしています。
また、アメリカ政府が議会と歩調を合わせ、一つになってこそ、韓国などの貿易パートナーと良好な関係を維持することができ、アメリカの利益にも合致すると指摘しています。
書簡は、韓米FTAの大きな枠は維持されるべきとするアメリカ議会の立場を再確認するとともに、トランプ政権の一方的な独走を牽制する狙いがあるものとみられています。