北韓の核問題で各国が中国に役割を果たすよう促す中、中国と北韓の軍事交流が途絶えたことが分かりました。
中国国防省の関係者はこのほど、シンガポールのメディアのインタビューで、中国の人民解放軍と北韓軍の交流が完全に途絶えたと語りました。
この関係者は、中国の人民解放軍は韓国戦争で北韓軍と一緒に闘うなど、長い間同盟を維持してきたが、今ではその関係が変化していると強調しました。
中国は北韓軍の将校を受け入れ教育を実施していましたが、昨年３月からはこうした交流もないということです。
一方、この関係者は南シナ海問題については、東南アジアの国々に対して武力を行使する考えはなく、アメリカに対して攻撃的な態度を取るつもりはないと語りました。
このインタビューは、中国が国連安保理の北韓に対する制裁を誠実に履行しており、アメリカに対しても敵対的ではないことを強調する狙いがあったとされています。