文在寅(ムン・ジェイン)大統領に同行してアメリカを訪れている経済人訪問団の韓国企業が相次いで対米投資の計画を発表しています。
三星電子が現地時間の28日、ワシントンで発表したところによりますと、アメリカ・サウスカロライナ州ニューベリーに家電工場を設立するということです。
三星電子は、3億8000万ドルを投じて生産ラインを立ち上げ、現地で950人を雇用する計画で、来年の初めからこの工場で洗濯機の生産に入るとしていて、サウスカロライナ州知事と投資意向書を交わしました。。
LG電子も、訪問期間中、テネシー州に洗濯機工場を建設する内容の本契約を締結する予定です。
LG電子はことし3月、テネシー州に2019年まで2億5000万ドルを投じて、7万7000平方メートルの家電工場を建てると発表しています。
SKグループも現地時間の28日、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)社、コンチネンタル・リソーシズ社と資源の共同開発に関する了解覚書を締結しました。
向こう5年間1兆8000億ウォンを投じて、アメリカ内のシェールガスの共同開発や海外の販路開拓など、エネルギー事業を展開する方針です。
韓国企業のこうした対米投資は、アメリカ企業との事業協力によるシナジー効果の最大化やトランプ政権の通商圧力への対応だけでなく、文大統領の訪米外交を力づける効果もあるとみられます。