6月の臨時国会が最後の週を迎えましたが、与野党の対立が続いていて、補正予算案などの審議に支障が出ています。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はこのほど、野党の反対を押し切って外相候補の康京和(カン・ギョンファ)氏の任命を強行し、野党が強く反発、政府の補正予算案や政府部署再編案は審議すら始まっておらず、臨時国会の会期内に成立する見通しは立っていません。
また、国防部長官や教育部長官など、閣僚候補6人の人事聴聞会が予定されていますが、教育部長官候補の金相坤(キム・サンゴン)氏、国防部長官候補の宋永武(ソン・ヨンム)氏、雇用労働部長官候補の趙大燁(チョ・デヨプ)氏について、野党は「不正3点セット」と指摘して反対していて、人事聴聞会では難航が予想されています。
文在寅大統領就任から1カ月半が経ちましたが、今月中に組閣が実現できるかどうかは不透明な状況です。