韓国南部の智異山国立公園に生息するツキノワグマが赤ちゃんを産んだことが確認されました。
公園内に設置された赤外線カメラが捕らえた映像で確認されました。
確認されたのは合わせて2匹で、1月に出産したものとみられます。
これで智異山国立公園に生息するツキノワグマは合わせて47頭になりました。
韓国では絶滅したツキノワグマを復元するために、2004年に初めて智異山国立公園にツキノワグマを放し、今回確認された赤ちゃん2匹を含めて、これまで47頭が野生化して生息しています。
一方、韓国中部の小白山国立公園では絶滅したキツネの復元が進めらていますが、4月に5匹の赤ちゃんが生まれたことが確認され、野生化して生息するキツネは合わせて19匹に増えました。
国立公園管理公団の関係者は、絶滅した種を復元するためには少なくとも50匹以上が必要だとし、3年以内に50匹を超えるものと期待しているとしました。