5月9日に行われる大統領選で、「国民の党」の公認候補、安哲秀(アン・チョルス)氏の支持率が、これまで支持率トップを走っていた「ともに民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏を上回りました。
KBSと連合ニュースが世論調査機関のコリアリサーチに依頼して8~9日に行った調査で、「国民の党」の安哲秀氏の支持率が36.8%でトップとなり、「ともに民主党」の文在寅氏を上回りました。
文在寅氏の支持率は32.7%でした。
朴槿恵政権で与党だった「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ) 氏は6.5%、革新系少数党「正義党」の沈相奵(シム・サンジョン)氏は2.8%、セヌリ党を離党した議員で作る「正しい政党」の劉承旼(ユ・スンミン)氏は1.5%で、いずれも一ケタ台にとどまりました。
「ともに民主党」の文在寅氏と「国民の党」の安哲秀氏の一騎打ちになった場合を想定した調査では、安哲秀氏の支持率が文在寅 氏を上回ったことがありますが、主要5党の候補全員を対象にした調査で安哲秀氏の支持率が文在寅氏を上回ったのは初めてです。
文在寅氏は40代以下の有権者に、安哲秀氏は50代以上の有権者から多くの支持を得ました。
今回の調査では、文在寅氏と安哲秀氏の一騎打ちになった場合を想定した場合も、安哲秀氏49.4%で文在寅氏36.2%を上回りました。
政党支持率では、「ともに民主党」33.2%、「国民の党」25.5%、「自由韓国党」9.7%、「正義党」6.3%、「正しい政党」5.6%の順でした。
3月の調査と比較すると、「ともに民主党」は10%以上支持率が下がり、「国民の党」は倍以上支持率が上がりました。
大統領選で投票するかどうかの問いについては、「必ず投票する」との答えが81.8%に上り、「投票しない」とする答えは4.7%でした。
今回の調査は、KBSと連合ニュースが世論調査機関のコリアリサーチに依頼して8~9日に成人男女2011人を対象に電話で行ったもので、
回答率は15.3%、標本誤差は信頼度95%で±2.2%です。