朴槿恵(パク・クネ)前大統領とその親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の一連の疑惑を捜査している検察は6日、ソウル郊外の拘置所に出向いて、収賄などの容疑で逮捕した朴前大統領に対する2回目の取り調べを行っています。
今月4日の1回目の取り調べで朴前大統領は、崔順実被告が私益を追求したことを知らなかったというこれまでの主張を繰り返し、容疑を否認しています。
検察は、拘置所での取り調べを続け、朴前大統領の具体的な容疑と犯罪事実の確認に注力する方針です。
またこのため、今月9日で終了する逮捕期間を10日間延長するとしています。
検察は、大統領選挙の選挙戦が始まる今月17日までに朴前大統領を起訴する方針です。
朴前大統領をめぐっては、親友の崔順実(チェ・スンシル)被告と共謀して三星(サムソン)グループからおよそ430億ウォンの賄賂を受け取った収賄の容疑をはじめ、崔被告が実質支配していた2つの財団に対し、合わせて774億ウォンの資金を拠出するよう財閥に強要した疑い、また崔被告に国家機密の文書を渡した国家機密の漏えいなど13の容疑が持たれています。
一方、朴前大統領と同じ拘置所に収監されていた崔順実被告は、朴前大統領との接触の可能性をなくすため、6日午前、ソウルにある別の拘置所に移されました。