検察が15日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に対して、収賄などの疑いで事情聴取を行うため、21日午前9時半に出頭するよう求めたと発表しました。
朴前大統領には、親友による国政介入など一連の事件をめぐり、三星グループから巨額の賄賂を受け取った収賄の疑いのほか、職権乱用、公務上秘密漏えいなど13の疑いがもたれています。
憲政史上、歴代大統領のうち、被疑者として検察の事情聴取を受けたのは、盧泰愚(ノ・テウ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領で、 朴前大統領が出頭すれば、4人目となります。
朴前大統領は、15日、こうした検察の出頭要請に応じる意向を示しました。
ただ、朴前大統領は今月12日、「時間がかかっても真実は必ず明かされると信じている」と述べて、憲法裁判所の罷免決定を受け入れない考えを示唆しているため、自らにかけられている疑いについても全面的に否定するものとみられます。