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朴槿恵大統領を罷免 憲法裁判所が宣告

Write: 2017-03-10 12:10:53

朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾審判の宣告が10日午前11時から行われ、憲法裁判所は弾劾訴追が妥当とする決定を出し、朴大統領は罷免となりました。
李政美(イ・ジョンミ)憲法裁判所長権限代行は、午前11時から22分間、決定文を読み上げました。
宣告の模様は生中継され、国民は固唾を呑んでその様子を見守りました。
決定文では、朴大統領が親友の崔順実(チェ・スンシル)被告に国政への関与を許したことは国民主権主義に反し、違憲だとして、8人の裁判官全員一致で、朴氏の罷免を言い渡しました。
ただ、弾劾訴追の理由にあげられた問題のうち、崔順実(チェ・スンシル)被告が大統領府青瓦台の高官の人事に介入したとされることや、旅客船セウォル号の沈没で適切な対応をとらなかったとされることについては、「証拠が足りない」、「判断の対象にならない」などとして退けました。
憲法裁判所が弾劾訴追を認めたことで、朴大統領は、罷免となりました。
弾劾訴追案が12月9日、国会で可決され、職務が停止されてから91日目のことです。
韓国で大統領が弾劾されるのは、憲政史上初めてです。
後任の大統領を選ぶ選挙は60日以内に実施されます。
国会は去年12月、崔被告の国政介入などは違憲だとして弾劾訴追案を圧倒的多数で可決し、憲法裁判所は(1)国民主権主義や法治主義に違反したか(2)大統領が職権を乱用したか(3)メディア弾圧を行ったか(4)2014年の旅客船セウォル号沈没事故の対応で国民の保護義務に違反したか(5)収賄などにより違法行為を行ったか-の5つの争点について審理してきました。

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